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日経平均は25円安でスタート、JX金属やサンリオなどが下落

2025年10月08日 09:29 市況・概要

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;47,925.2;-25.66TOPIX;3240.94;+13.03

[寄り付き概況]

 8日の日経平均は25.66円安の47,925.2円と5日ぶり反落して取引を開始した。前日7日の米国株式市場は下落。ダウ平均は91.99ドル安の46602.98ドル、ナスダックは153.31ポイント安の22788.36で取引を終了した。相場に楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気され、さらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じ、その後も終日軟調に推移した。

 今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの4日続伸で3400円上昇し、高値警戒感が強まっており、短期的な利益確定売りが出やすかった。さらに、自民党新執行部は発足したが、次期政権の枠組みなど当面の政治の不透明感が意識され投資家心理を慎重にさせた。一方、外為市場で1ドル=152円20銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となった。さらに、引き続き高市自民党新総裁の政策への期待感が株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。なお、取引開始前に発表された8月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は3兆7758億円の黒字。QUICKがまとめた民間予測の中央値は3兆5062億円の黒字だった。今日は、サイプレス・ホールディングス<428A>が東証スタンダードに上場した。

 セクター別では、非鉄金属、金属製品、情報・通信業、精密機器、ガラス土石製品などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、食料品、保険業、空運業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、JX金属<5016>、東エレク<8035>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、古河電工<5801>、サンリオ<8136>、ソシオネクスト<6526>、信越化<4063>、中外薬<4519>、キオクシアHD<285A>などが下落。他方、IHI<7013>、第一三共<4568>、三菱重<
7011>、SBI<8473>、アサヒ<2502>、東京海上<8766>、川崎重<7012>、東電力HD<9501>、三井金属<5706>、伊藤忠<8001>、三井E&S<7003>、三菱商<8058>、三菱UFJ<8306>
などが上昇している。

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