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円高を警戒した売りが先行ももみ合い展開継続か

2025年07月22日 08:25 銘柄/投資戦略

*08:25JST 円高を警戒した売りが先行ももみ合い展開継続か [本日の想定レンジ]
21日のNYダウは19.12ドル高の44323.07ドル、ナスダック総合指数は78.51pt高の20974.17pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比40円安の39790円だった。本日は円高を警戒した売りが先行も、強弱感が対立するなか、もみ合い展開が継続することが想定される。参院選の結果は事前予想通り、与党が過半数割れとなった。政治の不安定化を嫌う海外投資家の売りが警戒される一方、トランプ米大統領は非関税障壁として日本の消費税を問題視しているため、新政権の発足による消費税減税などの対策が実現する可能性があるだけに今後の政局の行方を確認したと見方があるなど強弱感が対立している。また、前日の米国市場は欧米の貿易摩擦激化に対する不透明感と本格化する企業決算への期待が交錯するなか、高安まちまちだった。こうした強弱感が対立するなか、政局や日米通商交渉に関連する報道には引き続き警戒が必要だろう。3連休明けの東京市場は選挙結果を受けて海外投資家などがどのように反応するのか見極めたいとのムードが広がりそうだ。ただ、円相場が1ドル=147円台前半へと前週末に比べ1円超円高に振れているため、輸出関連株にはネガティブに作用しそうで、下げ幅が広がる可能性もある。一方、今週から国内主要企業の決算発表が本格化するだけに、決算内容を吟味したいとみる投資家も多く、全般はもみ合い展開が想定されよう。上値のめどは節目の40000円や6月30日の高値(40852円)、下値のめどは心理的な節目の39500円や25日線(39404円)などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限40000円-下限39500円

<SK>

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