東証グロース市場250指数先物見通し:やや売り優勢の展開か
2025年02月03日 08:05
市況・概要
*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:やや売り優勢の展開か
本日の東証グロース市場250指数先物は、やや売り優勢の展開を見込む。先週末の米国市場のダウ平均は337.47ドル安の44,544.66ドル、ナスダックは54.31ポイント安の19,627.44で取引を終了した。PCEコア価格指数でサプライズなく、金利低下で寄り付き後、上昇。トランプ政権による関税発動が3月まで先送りされるとの報道が好感され一段高となった。その後、政府の報道官が報道を否定し、2月1日から関税を開始する計画にかわりはないことを明らかにしたため警戒感が強まり売りが加速し下落に転じた。アップルの決算を好感し大きく上昇していたナスダックも下落に転じ、相場は終盤にかけ下げ幅を拡大した。本日の東証グロース市場250指数先物は、やや売り優勢の展開を見込む。米国によるカナダやブラジル、中国への高関税と、それに対する報復への警戒感から、経済見通しは不透明となっており、リスク回避的な円買い需要の高まりも警戒されている。一方で、グロース市場固有の悪材料が無いことから、大きく売り込まれる可能性も低く、25日移動平均線近辺では一定の押し目買いニーズも見込まれそうな状況だ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比5pt安の639ptで終えている。上値のメドは645pt、下値のメドは630ptとする。
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