NY株式:NYダウは136ドル安、FOMCのタカ派姿勢を警戒
*06:43JST NY株式:NYダウは136ドル安、FOMCのタカ派姿勢を警戒
米国株式市場は反落。ダウ平均は136.83ドル安の44,713.52ドル、ナスダックは101.27ポイント安の19,632.32で取引を終了した。
連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を警戒し寄り付き後、小動き。その後、貿易赤字の拡大や低調な経済指標を受け成長減速懸念に、売りが強まった。終盤にかけ連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り利下げ見送りを決定、声明ではインフレの高止まりや強い経済が強調されため下げ幅を拡大。パウエル議長が会見で、声明でのインフレ鈍化進展を巡る文言削除が政策シグナルではないと確認、様子見姿勢を表明したため、下げ幅を縮小し終了した。セクター別では、消費者サービスが上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落。
ワイヤレスネットワーク会社、Tモバイル(TMUS)は第4四半期決算で契約者数の伸びが強く、上昇した。損害保険のチャブ(CB)は第4四半期決算で1株当たり利益が予想を上回ったほか、ロサンゼルス山火事関連のコストが管理可能との見方に上昇した。コーヒーチェーン運営のスターバックス(SBUX)は四半期決算で、売り上げの低迷が一段落、警戒されたほど落ち込まず上昇。
トランプ大統領が設立したソーシャルメディア、テクノロジー会社のトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(DJT)は取締役会が証券会社のチャールズ・シュワブ(SCHW)との提携で金融サービスに参入、さらにフィンテックブランドの立ち上げを発表し、上昇。チャールズ・シュワブ(SCHW)も買われた。半導体のエヌビディア(NVDA)は、政府が中国へのチップ販売規制強化を検討していると報じられ、下落。
取引終了後に四半期決算を発表したソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)は1株当たり利益が予想を上回ったが、クラウド収入が予想を下回り、時間外取引で売られている。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は1株当たり利益が予想を下回り、下落。
(Horiko Capital Management LLC)
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