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NY債券:米長期債相場は下げ渋り、イールドカーブは平坦化

2025年07月26日 07:09 市況・概要

*07:09JST NY債券:米長期債相場は下げ渋り、イールドカーブは平坦化 25日の米国長期債相場は下げ渋り。報道によると、欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長とトランプ米大統領は7月27日にスコットランドで会談し、貿易関係を巡り協議するもよう。EU当局者や外交官は、EUと米国が今週末にも貿易協定の枠組みについて合意する可能性があると伝えている。報道によると、米国に輸入される全てのEU製品に対する基本関税は15%、鉄鋼・アルミニウムに対する関税は50%とする内容が合意に盛り込まれる公算が大きいようだ。

CMEのFedWatchツールによると、25日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は64%程度。10月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%以下となる確率は80%程度。10年債利回りは4.390%近辺で取引を開始し、一時4.426%近辺まで上昇したが、4.380%近辺まで反落し、米国市場の終盤にかけて4.384%近辺で推移。

イールドカーブはフラットニング。2年-10年は46.70bp近辺、2-30年は100.80bp近辺で引けた。2年債利回りは3.92%(前日比:+1bp)、10年債利回りは4.38%(前日比-1bp)、30年債利回りは、4.92%(前日比:-2bp)で取引を終えた。

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