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システム ディ---3Qも2ケタ増収増益、ストック収益の積み上げに加えてフロー売上も順調に推移

2025年09月19日 18:56 銘柄/投資戦略

*18:56JST システム ディ---3Qも2ケタ増収増益、ストック収益の積み上げに加えてフロー売上も順調に推移 システム ディ<3804>は16日、2025年10月期第3四半期(24年11月-25年7月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.2%増の37.44億円、営業利益が同33.5%増の6.93億円、経常利益が同34.4%増の6.98億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同42.0%増の4.89億円となった。

当第3四半期累計期間においては、新規ユーザーのシステム利用開始によりストック収益を積み上げるとともに、新年度予算案件の受注とその納品を進めフロー売上についても順調に計上し、売上、営業利益ともに当初計画を上回る結果となった。

学園ソリューション事業においては、次世代学園総合情報システム「Campus Plan Smart」の新規案件・バージョンアップ案件を数多く納品することができた。

公立小中高校向けクラウド型校務支援システム「School Engine」を提供している公教育ソリューション事業においては、複数の4月稼働案件の立ち上げを行い、引き続き実績を積み上げることができた。また、新たに複数の大規模案件を落札し、翌年度の稼働に向けた準備を開始している。

公共団体向けの公会計ソリューション事業においては、公会計のデファクトスタンダードとなった「PPP(トリプル・ピー) Ver.5 新統一基準対応版」が、全国1000を超える自治体で活用されている。また、公共施設の老朽化対策が課題となる中、地方公共団体の財産管理業務を支援する「公有財産管理システム」を、大規模自治体を含む一定数の自治体に導入することができた。さらに、地方公共団体向け「Common財務会計システム」も、積極的に営業活動を進めた。

会員制施設やレジャー施設向けに、運営支援システム「Hello」シリーズを展開しているウェルネスソリューション事業においては、小規模フィットネス施設、会費制スクール等に対してクラウド型会員管理・会費回収システム「Smart Hello」を納品した。また、クラウド型チケット管理システム「Smart Hello チケット」も、公共の体育施設や文化施設への新規導入と、大型レジャー施設での稼働に向けた準備を計画通り進めることができた。

コンプライアンス、ガバナンス支援ソフトとして「規程管理システム」ならびに「契約書作成・管理システム」を提供しているソフトエンジニアリング事業においては、幅広い業種・業界に当該ソリューションの導入を進めることができた。

保険薬局向け事業を展開しているシンクにおいては、保守サポート収入を安定的に確保するとともに、医療DXの一環である電子処方箋システムを多数の薬局へ導入した。

AIを活用したソフトウエアの受託開発、コンサルティングを行っている中村牧場においては、AI関連の受託開発やコンサルティングを手掛けるとともに、同社のAI人材育成や同社パッケージソフトへのAI機能実装に向けた開発を進めた。

2025年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.5%増の50.24億円、営業利益が同12.6%増の9.32億円、経常利益が同12.2%増の9.31億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.9%増の6.27億円とする期初計画を据え置いている。

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