アイビーシー Research Memo(6):社会貢献活動にも積極的
*14:06JST アイビーシー Research Memo(6):社会貢献活動にも積極的
■業績動向
4. 非財務指標への取組み
(1) 地球温暖化に対する取り組み
会社の電気を100%再生可能エネルギーに変更した。これにより1年間で約51tのCO2排出量を削減。
また全社を挙げてペーパーレス・リモートワークを促進。「在宅勤務促進」「不要なコピー削減」「資料の電子化」などで約5tのCO2排出量を削減した。
(2) 社会貢献活動
NPO法人「AlonAlon」への支援活動の継続
AlonAlonは、障がい者の保護者が中心となって設立されたNPO法人で、胡蝶蘭栽培を通して収入を上げることで、将来的な自立を支援している。アイビーシー<3920>では、2022年より販売協力し、顧客やパートナー企業へ積極的に紹介。胡蝶蘭の購入先を変えるだけで社会貢献に役立っている。
またAlonAlonの新たな挑戦として、主力製品の拡大を進めている。その一つが、単価が高く、価格が安定しているマンゴー栽培であり、胡蝶蘭に並ぶ商材へ育てる計画だ。このマンゴー栽培施設の拡張のため、同社から出資も行っている。
5. トピックス
(1) 「IT障害をゼロにする」ための商品強化
2024年9月期には、以下のような商品をリリースした。
(IBC Careサービス)
障害の切り分け支援から機器保守・脆弱性対応まで、アイビーシーが顧客に代わり対応するサービス
(CX監視オプションのWindows対応エージェント)
ユーザー端末からクラウドサービスまでのレスポンス体感を可視化し、障害箇所をスピーディーに発見
CX:カスタマーエクスペリエンス
(性能評価レポートサービス)
同社独自の性能評価基準により、顧客のITインフラの状態をレポート。不具合箇所の事前対策や今後のシステム増強に役立てる。
(随時拡大サービス)
・セキュリティ分野でのサポート領域を拡大
・インテグレーションサービス体制を継続的に強化
(2) Interop Tokyo 2024への出展
最新のITテクノロジー製品を持つ企業の合同展示会「Interop Tokyo 2024」に出展した。
出展企業の製品を相互接続し、巨大なネットワークを構築する「ShowNetプロジェクト」に参加した。さらに会場内に設置された機器類853台を監視した。
(3) プライベート展示会の開催
顧客とパートナー企業を招待して、プライベート展示会「IBC Day 2024」を開催した。
(4) ホームページの強化と効果
ホームページ全般を強化した。その結果、Webサイト来訪者数は2022年9月期の7万件から2023年9月期には13万件(前期比85%増)、2024年9月期には16万件(同23%増)となった。またコンバージョン数(=資料DL/問い合わせ数)は、2022年9月期の540件から2023年9月期には1,080件(前期比100%増)、2024年9月期には1,800件(同66%増)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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