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CSSホールディングス---1Qは2ケタ増収増益、全てのセグメントの売上高・利益が順調に増加

2025年02月14日 12:40 銘柄/投資戦略

*12:40JST CSSホールディングス---1Qは2ケタ増収増益、全てのセグメントの売上高・利益が順調に増加 CSSホールディングス<2304>は12日、2025年9月期第1四半期(24年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比17.4%増の49.36億円、営業利益が同73.9%増の2.33億円、経常利益が同65.1%増の2.44億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同43.1%増の1.51億円となった。

スチュワード事業の売上高は前年同期比13.9%増の24.13億円、営業利益は同17.5%増の2.11億円となった。当第1四半期においては、新規事業所6件を開業した。外資系ブランドを中心に積極的なマーケット参入による大型ホテルの開業は引き続いており、クオリティの維持を第一に全社一丸となって立ち上げを支えている。これに伴って、今期に新たに受託開始する案件による今期売上予算に対する着地見通しは、第1四半期において8割を超え、順調に推移している。 また、海外における外国人正社員採用活動や、SaaS導入による従業員エンゲージメント強化やシフト業務・労務関係業務プロセスの再構築など、職場環境や業務フローの改善による事業基盤強化によって収益力を高める取り組みに対して積極的な先行投資を行った。重要KPIであるパート・アルバイトの純増人数も第1四半期において398名と、前期実績に対して遜色ない水準で推移しており、引き続きリテンションを支えるコミュニケーションや教育・人材開発及び労働安全衛生に配慮したマネジメントに注力している。

フードサービス事業の売上高は同14.8%増の10.95億円、営業利益は同2.2%増の0.32億円となった。当第1四半期においては、新規事業所5件を開業した。5件すべてが近年力を入れてカテゴリー開発しているケアフード分野、具体的にはサービス付き高齢者向け住宅やクリニックといった業態の顧客となっている。これによってケアフードによる売上シェアは従来の6%台から12月には7.5%まで伸長した。新たな取り組みとして産学連携によるメニュー開発や実店舗での提供準備、従来から力を入れている調理現場におけるSDGsへの取組み推進など、社会との関わりにおける価値創造においても具体的な実りの多い期間となった。また、増加傾向にある外国人雇用に対して、受入れやフォローについて、具体的な体制構築の準備にも着手した。

空間プロデュース事業の売上高は同26.5%増の14.32億円、営業利益は0.52億円(前年同期は0.07億円の損失)となった。当第1四半期においては、銀行・生命保険・証券等金融業界の監視カメラ及びLEDサイネージ更新需要、メーカー・ショッピング施設・テーマパーク・高級車ショールーム・大学施設・リゾートホテルにおけるAV・放送設備更新などの売上・収益貢献によって、予算を上回る堅調な業績推移となった。また、東洋メディアリンクスの産学連携の取組みでは、つくば国際大学東風高等学校が主催するラーケーション「ガチャフェス」にて、体験型アートプロジェクションVRシアターの設備販売及び、企画提案から運営までを同社にて対応した。「体験型テクノロジーを活用して生徒たちに新しい学びと感動体験」をテーマに、地域社会の活性化を推進する最先端の企画イベントとして注目を集めた。

12月には、人工知能の機械学習、ロボティクスなど最先端技術を活用した新たな食のインフラを創造する TechMagic 株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:白木裕士)との間で、未来型のホテル・宿泊業界のオペレーションの実現を目指し、ホテル内の厨房・調理等をはじめとするオペレーション領域の自動化・省人化の実証実験を推進することを目的とした戦略的パートナーシップを合意した。

2025年9月通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.9%増の190.18億円、営業利益が同0.7%増の6.00億円、経常利益が同2.7%減の6.13億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.8%増の4.53億円とする期初計画を据え置いている。 <ST>

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