フィスコニュース

ヤマタネ Research Memo(8):DOE3.0%への引き上げに向け、配当金を継続的に増額する計画

2025年09月24日 12:08 銘柄/投資戦略

*12:08JST ヤマタネ Research Memo(8):DOE3.0%への引き上げに向け、配当金を継続的に増額する計画 ■株主還元

1. 配当
ヤマタネ<9305>は、中長期的な視点に立った事業収益の拡大と財務体質の強化を図りながら、株主への安定配当の継続を基本方針としている。新中期経営計画「ヤマタネ2028プラン」ではDOE(株主資本配当率)に関し、2025年3月期実績の2.0%から2028年3月期には3.0%にまで株主還元を充実させる計画で、1株当たり配当金を継続的に増額する。なお、同社は2025年6月1日を効力発生日として普通株式1:2の株式分割を実施している。前期実績に分割遡及考慮で2026年3月期は前期比10円増額の1株当たり62.5円(中間:25円、期末:37.5円)を予定している。

2. 株主優待
同社は株主優待制度を導入している。存続の危機に直面している棚田の保全活動に取り組むこととし、9月末基準で1,000株以上保有の株主に星峠の棚田(新潟県十日町市)で収穫されたお米10kgを贈呈する。さらに、申込制(申し込み多数の場合には抽選)により田植え、稲刈りを体験できる。その他、3月末基準で株数に応じて、ジュース2〜3本、棚田米を原料とした日本酒2合、4合もしくは8合から選べるほか、9月末基準では、山種美術館のカレンダーに加えて、株数に応じて厳選こだわり米もしくは棚田米を贈呈する。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬 智一)

<HN>

フィスコニュース


一覧へ