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新興市場銘柄ダイジェスト:THECOOは急騰、インフォメティスがストップ安

2025年10月23日 16:08 銘柄/投資戦略

*16:08JST 新興市場銘柄ダイジェスト:THECOOは急騰、インフォメティスがストップ安 <9250> GRCS  1153  -5
反落。クラウドを活用したPCI DSS準拠支援サービス「On Cloud Review」の提供を開始したことを発表した。同サービスでは、クレジットカード情報保護のための国際的なセキュリティ基準であるPCI DSS審査のために準備する運用証跡やシステムの設定に関する文書をクラウドにアップロードし、顧客と同社のコンサルタントが相互に確認を行う。クラウドの利便性を活用しながら専門家による準拠支援を受けることで、審査前の準備を効率的かつ効果的に進めることができる。

<4978> リプロセル  184  -3
反落。国立研究開発法人産業技術総合研究所の研究橋渡し機関であるAIST Solutionと新たなゲノム編集法によるiPS細胞の遺伝子改変に関する共同研究契約を締結したと発表したが、株価に対する反応は限定的となっている。今回の共同研究は産総研が開発した新たなゲノム編集技術のプロトコールを同社の臨床用iPS細胞を用いて最適化し、遺伝子改変iPS細胞を高精度かつ高効率に作製する技術を確立することを目的としている。これにより臨床応用に最適な遺伝子改変iPS細胞開発を目指すとしている。

<281A> インフォメティス  1028  -300
ストップ安。25年12月期通期業績予想の下方修正の可能性について発表した。主要取引先との取引が終了する見込みとなり、今期業績予想のレンジ上限値において見込んでいた大口顧客への電力センサーの販売による「アップフロント」領域の売上約4億円が見込めなくなり、上限シナリオが消滅し実質的にレンジの上限がなくなる見込みとなった。「プラットフォーム・アプリ提供」領域や「その他」領域においても、プロジェクト進行や顧客導入時期の遅れが発生しており、今期売上計画を下回る見込みとなった。

<5254> Arent  4350  +105
続伸。22日の取引終了後に、建築業界における大手企業との共創プロジェクトとして2件の大型案件を受注したことを発表した。どちらも設計・施工領域における業務の自動化や効率化を目的とした開発プロジェクト。受注内容は、A社との共同開発案件が契約規模約3.0~4.0億円の受注で2026年6月期に売上計上予定、B社との共同開発案件が契約規模約3.0~4.5億円の受注で2026年6月期及び2027年6月期に売上計上予定としている(守秘義務により詳細は非開示)。

<4255> THECOO  1200  +111
急騰。株主優待制度の拡充を発表し、好材料視されている。同社サービス『Fanicon』及び同社がOEMで提供しているファンコミュニティサービスにて利用できるポイントを株主優待として贈呈しているが、ポイント数を変更するとともに、1年以上継続して同社株式を保有している株主に対しては、贈呈するポイント数を更に拡充する。従来の100Point(3200円相当)から、1年未満保有で250 Point(8000円相当)、1年以上保有で300Point(9600円相当)に増額する。

<9348> ispace  480  +5
続伸。次世代小型ローバー開発に向けたトヨタ自動車による支援を発表した。将来の月ミッションで運用するために現在同社が開発を進める次世代小型探査車(次世代小型ローバー)の概念設計について、技術評価および品質向上の支援を受けるための契約を締結した。今後は、ミッション3以降に自社開発した月面探査車および次世代小型ローバーを月に輸送し、運用を通じて月面走行データ等を取得していく予定で、データサービスを通じて、トヨタ自動車のスペースモビリティ開発に活用されることを期待しているとしている。 <ST>

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