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日経平均は大幅反落、材料難で様子見も

2023年10月26日 15:57 市況・概要

*15:57JST 日経平均は大幅反落、材料難で様子見も  日経平均は大幅下落。25日の米国株式市場のダウ平均は105.45ドル安(-0.32%)、S&P500は60.91ポイント安(-1.43%)、ナスダック総合指数は318.65ポイント安(-2.43%)とそれぞれ反落した。主要企業の決算発表が本格化するなか、前日の取引終了後に決算を発表したアルファベットは、クラウドの売り上げが予想を下回ったことが嫌気され大幅下落、ハイテク株へ売りが波及した。また、9月の米新築住宅販売件数が予想を上回ったことから米長期金利が上昇したことも相場の重荷となった。米株安の流れを引き継ぎ、日経平均は367円安の30902.92円と反落スタート。その後はマイナス圏で推移。後場も目立った動きなく本日の取引を終えた。

 大引けの日経平均は前日比668.14円安の30,601.78円となった。東証プライム市場の売買高は13億3197万株、売買代金は3兆2881億円だった。セクターでは、電気・ガス業、パルプ・紙、陸運業、水産・農林業が上昇した。一方、電気機器、不動産業、機械を筆頭に多くのセクターが下落した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の78%、対して値上がり銘柄は20%だった。

 個別では、前日に業績・配当予想を上方修正したアーレスティ<5852>、オルガノ<
6368>が大幅上昇。7-9月期決算が好調だった山崎製パン<2212>、フューチャー<4722>などの決算関連も上昇した。そのほか、日本道路<1884>、野村マイクロ・サイエンス<6254>、共同印刷<7914>らも続伸。東証スタンダードでは、マリオン<3494>、タツミ<7268>などが、東証グロースではシャノン<3976>、アクアライン<6173>などが値上がり率上位に並んだ。

 一方、個人投資家のマインド低下でネットプロHD<7383>が下落。業績下方修正で関東電化工業<4047>、正興電<6653>が下落したほか、決算関連では横河ブリッジHD<
5911>なども下落。前日のSOX指数大幅下落でディスコ<6146>、サムコ<6387>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>ら半導体銘柄も軒並み下落した。東証スタンダードではRSC<4664>、ギグワークス<2375>、ヴィア・HD<7918>、東証グロースではサイエンスアーツ<4412>、アジャイル<6573>、ラストワンマイル<9252>などが値下がり率上位に並んだ。
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