東証グロース市場250指数先物概況:短期資金の流入もあり反発
2025年02月05日 16:30
市況・概要
*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:短期資金の流入もあり反発
2月5日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比6pt高の643pt。なお、高値は645pt、安値は635pt、日中取引高は2278枚。前日4日の米国市場のダウ平均は反発。トランプ政権が対中関税を計画通り発動し中国も報復関税を発表したため貿易摩擦の深刻化を警戒し、寄り付き後、まちまち。ただ、中国の報復が的を絞った措置にとどまったほか、米中首脳が関税を協議するとの報道を受けて、上昇に転じた。また、長期金利の低下や、ソフトウエア会社、パランティアの好決算がナスダックを押し上げ、相場を支援。終盤にかけて、上げ幅を拡大し終了した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比1pt高の638ptからスタートした。米国株高や夜間取引の上昇を受けて、朝方から買い優勢で推移。一部で、「基調物価2%実現なら利上げで緩和調整」、「日銀の利上げメドは1.5%程度の可能性」などと報じられたことで、金利の先高観から日経平均株価は失速したものの、相関性の低下したグロース市場には短期資金が流入。下値抵抗力を好感した見直し買いもは入り、続伸となる643ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、カバー<5253>やTKP<3479>などが上昇した。
<SK>
![](/assets/img/pro/news/logo_fisco.gif?id=1461d388143583c6f4a8efceacef4009)