NY株式:NYダウは10ドル高、ハイテクが重し
*05:38JST NY株式:NYダウは10ドル高、ハイテクが重し
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は10.45ドル高の44922.27ドル、ナスダックは314.82ポイント安の21314.95で取引を終了した。
ホーム・デポ(HD)の上昇が支え、寄り付き後、まちまち。ダウは日中、過去最高値を更新後、小売決算やパウエルFRB議長の講演待ちで、様子見気配が強まり一時下落に転じた。ナスダックは、セクターロテーションに加え半導体エヌビディア(NVDA)などのハイテクの高値警戒感、オプション絡みの売り、大幅利下げ期待の後退で売りが加速し終日軟調に推移し相場全体の重しとなった。終盤にかけて、ダウはかろうじてプラス圏を回復しまちまちで、終了。セクター別では不動産、家庭・パーソナル用品が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
ホームセンター運営のホーム・デポ(HD)は第2四半期決算で既存店売上高が前年同期から改善し、買われた。建設・鉱業機器メーカーのキャタピラー(CAT)はアナリストが投資判断を引き上げ上昇。住宅建設会社のDRホートン(DHI)、レナー(LEN)などは、7月住宅着工件数が予想外に増加したため売り上げ増期待にそれぞれ買われた。半導体のインテル(INTC)はトランプ政権による約10%出資やソフトバンクによる出資計画が好感され、上昇。
デジタルメディア・マーケティングサービス会社のテグナ(TGNA)は、テレビ放送会社のネクスター・メディア・グループ(NXST)と同社を62億ドルで買収することで合意し、上昇。ネクスター・メディア・グループ(NXST)も買われた。バイオ医薬品メーカーのバイキング・セラピューティクス(VKTX)は開発中の経口型肥満治療薬を巡る治験結果で有効性が見られず、大幅安。
ベッセント財務長官は連邦準備制度理事会(FRB)議長候補とレーバーデー後に面談することを明らかにした。
(Horiko Capital Management LLC)
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