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オービーシステム---3Q売上高56.76億円、各サービスラインの業績は引き続き堅調に推移

2025年02月12日 12:52 銘柄/投資戦略

*12:52JST オービーシステム---3Q売上高56.76億円、各サービスラインの業績は引き続き堅調に推移 オービーシステム<5576>は10日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が56.76億円、営業利益が4.20億円、経常利益が4.48億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が3.43億円となった。2025年3月期第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、対前年同四半期増減率については記載していない。

金融事業の売上高は23.02億円となった。地銀・都銀、保険、証券、クレジットの各分野におけるソフトウェア設計開発及び運用保守を中心に事業を展開している。主力の地銀・都銀分野での受注拡大、保険分野での既存案件への増員や新規案件の獲得、及び、その他分野においての新規案件の獲得に加え、人材面においても順調にエンジニアの確保ができたことにより、堅調に推移した。

産業流通事業の売上高は16.60億円となった。産業流通、マイコン、医療の各分野におけるソフトウェア設計開発及び運用保守を中心に事業を展開している。主力の産業流通分野については、流通系案件において開発延期等の影響があったが、自動車関連案件、製薬企業向け案件は順調に推移した。マイコン分野においては自動運転などの車載案件を中心に、医療分野においても検査システムパッケージの販売、開発を中心に堅調に推移した。

社会公共事業の売上高は12.72億円となった。電力ICT分野、社会インフラ分野、メディア情報分野、公共分野、文教・教育系分野におけるソフトウェア設計開発及び運用保守を中心に事業を展開している。主力の電力ICT分野、メディア情報分野については受注拡大に注力し、また、開発体制の強化も行い堅調に推移した。公共分野においても自治体向けシステム案件(地方税管理システム案件)は堅調に推移した。

ITイノベーション事業の売上高は4.41億円となった。システム全体を支えるフロントシステムエンジニアとして、受託開発及び運用保守を中心に事業を展開している。クレジットカードシステム、投資信託システム及び銀行のデータ利活用システムに関する受注拡大に注力し、クラウドを中心とした案件の確実な受注ができたことにより、業績は堅調に推移した。

2025年3月期通期については、売上高は75.62億円、営業利益は6.00億円、経常利益は6.36億円、親会社株主に帰属する当期純利益は4.80億円とする8月8日に公表した連結業績予想を据え置いている。 <ST>

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