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日経平均は456円安、寄り後は下げ幅拡大

2025年06月02日 09:06 市況・概要

*09:06JST 日経平均は456円安、寄り後は下げ幅拡大 日経平均は456円安(9時5分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。先週末の米株式市場でダウ平均は上昇したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が小幅ながら下落し、また、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2%を超す下落となっており、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、米関税問題への懸念から、6月15-17日に開催されるG7サミット(主要7か国首脳会議)までは主力輸出株は手掛けにくいとのムードが継続し、投資家心理を慎重にさせた。一方、先週末の米株式市場で、ダウ平均が一時300ドルを超す下げとなった後にプラスに転じたことが東京市場で一定の安心感となった。また、海外市場で米長期金利が弱含みで推移したことも東京市場の株価下支え要因となった。さらに日経平均は37,800円弱の水準に位置する200日移動平均線が下値支持線として意識され、ここからの下値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。

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