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米政権による高関税政策への警戒感から売り先行か

2025年07月14日 08:25 銘柄/投資戦略

*08:25JST 米政権による高関税政策への警戒感から売り先行か [本日の想定レンジ]
11日のNYダウは279.13ドル安の44371.51ドル、ナスダック総合指数は45.13pt安の20585.53pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比5円安の39505円だった。本日はトランプ米大統領が12日、欧州連合(EU)とメキシコに対し30%の関税を8月1日に課すことを表明したことから、世界経済の減速に対する懸念から売りが先行して始まりそうだ。前週末は、関税政策への警戒感などから売られ、一目均衡表の転換線(39895円)を下回った。ローソク足は3日連続して陰線を形成し、下げに転じた5日移動平均線(39662円)をも下回り、調整色が強まる形となった。前週末の米国株が軟調だったため、一目均衡表の基準線(39196円)や25日線(39092円)まで下押す場面も想定されよう。一方、円相場は1ドル=147円台前半へと円安に振れており、輸出関連株への下支え要因となることも想定される。ただ、19日に来日するベッセント米財務長官との通商交渉が実現するのか、20日の参院選など重要イベントを控えており、全般は模様眺めムードが強まることも想定される。上値めどは節目の40000円や
6月30日の高値(40852円)、下値のめどは25日線や節目の39000円などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限39700円-下限39200円

<SK>

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