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注目銘柄ダイジェスト(前場):スクリーンHD、住友鉱など

2025年12月24日 11:45 市況・概要

*11:45JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):スクリーンHD、住友鉱など <9536> 西部ガスHD 2175 +236
大幅反発。株主優待制度の新設を発表している。3月末および9月末現在で200株以上保有している株主が対象、保有株式数に応じて特設ウェブサイトで使えるポイントを進呈。3月末、9月末ともに、200-399株保有株主には6000ポイント、400株以上保有株主には12000ポイントを贈呈する。1ポイントは1円換算。株式投資魅力の向上による株主数の増加を目的としているもよう。200株保有株主の優待利回りは前日終値ベースで3.1%の水準。

<2354> YEデジタル 819 +68
大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は12.4億円で前年同期比29.6%増となっている。上半期は同19.3%減であったため、2ケタ減益から一転して2ケタ増益に転じる格好へ。9-11月期は12.4億円で同3.8倍と大幅増益になっている。ビジネスソリューションの売上増加、生成AI活用などによる生産性の向上が増益要因に。通期予想は16億円、前期比13.6%増を据え置いている。

<7735> スクリーンHD 14845 +1285
大幅続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断「オーバーウェイト」を継続し、目標株価を16200円から24400円に引き上げている。11月中旬から前工程装置市場は本格的な回復局面に入ったと考えており、バリュエーションを引き上げているようだ。また、洗浄装置の成長性の高まりを背景に、27年3月期以降の業績予想も上方修正。なお、同証券では前日に、東京エレクやKOKUSAIの投資判断を格上げしている。

<5713> 住友鉱 6413 +364
大幅反発。本日は非鉄金属セクターが業種別上昇率トップに。金属価格の上昇が材料視されている。LME銅価格は1トン=1万2000ドルを突破し過去最高値を更新。年間上昇率は2009年以来の大きさを記録する勢いに。深刻な供給障害やトランプ米大統領の関税政策に伴う貿易の混乱などが背景。また、金価格も続伸基調が継続。国内金価格の代表的指標となる田中貴金属工業の店頭小売価格が初めて1グラム2万5000円を突破している。

<4716> 日本オラクル 13290 -565
大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は427億円で前年同期比1.8%増となっている。第1四半期の同4.8%減からは増益に転じる格好に。ソフトウェア・ライセンスの販売が持ち直し、クラウド&ソフトウェア事業の収益が改善している。ただ、上半期増収率は7.5%増で通期予想レンジ中間の8.0%増に届いておらず、EPS233.59円も通期予想レンジ490-505円の50%に満たず、サプライズは乏しいとの見方が優勢のようだ。


<6232> ACSL 886 -3
もみ合い。2026-28年度を対象期間とする中期経営方針を策定したと発表している。限界利益率の改善(中長期で粗利率40%以上を目標)や次世代機体導入による利益率改善、防衛分野のソリューション展開などで期間中に営業損益の黒字化(25年12月期予想は23.7億円の赤字)を目指す。重点戦略としては、先端技術による機体進化や強靭なサプライチェーンの構築、米事業の本格拡大などを挙げている。

<9235> 売れるG 725 +23
大幅に続伸。加藤公一レオ代表取締役社長CEOの役員報酬を減額し、成長投資に充てると発表している。役員報酬を年額60万円(月額5万円)とし、減額分の約4000万円相当を成長投資の原資に直結させるという。本人からの「株主への利益還元を何よりも最優先したい」との申し出を受けたもの。原資は即効性のあるマーケティング施策や優秀な人材確保への投資に振り向け、売上拡大を加速させるとしている。

<7378> アシロ 1570 +54
大幅に4日続伸。英投資顧問業のアセット・バリュー・インベスターズがアシロ株を買い増したと発表している。異動後の議決権保有割合は10.02%(従来8.56%)。筆頭株主は引き続きアシロの中山博登代表取締役社長。23日に関東財務局に提出された大量保有報告書(変更報告書)によると、報告義務発生日は16日。保有目的は「純投資及び重要提案行為等を行うこと」で、重要提案行為等に「持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為等を行う可能性がある」と掲げている。


<NH>

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