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電気興、ネットプロHD、CKDなど

2025年11月17日 17:29 銘柄/投資戦略

<6706> 電気興  2395  +400ストップ高。先週末に上半期決算を発表。営業損益は0.1億円の黒字となり、前年同期比5.4億円の損益改善となった。第1四半期は4.3億円の赤字で同1.1億円の損益悪化となったため、7-9月期は4.4億円の黒字で同6.5億円の損益改善となる格好に。据え置きの通期予想は7億円の黒字で前期比2.4億円の損益悪化見通しにあり、7-9月期の収益改善度合いから判断すると、大幅な上振れも想定される状況に。

<7383> ネットプロHD  631  -150ストップ安。先週末に上半期決算を発表、営業利益は15.5億円で前年同期比78.9%
増となり、通期予想は従来の28.4億円から29億円に上方修正した。ただ、第1四半期営業利益は前年同期比2.8倍と急拡大しており、上半期の好決算、並びに通期業績の上振れは想定線。通期コンセンサスは30億円近い水準であったとみられ、小幅な修正にとどまったことをネガティブ視する動きが優勢となった。

<9612> ラックランド  1495  +300ストップ高比例配分。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は35.4億円で前年同期比7.4倍の水準となっており、通期予想は従来の17.4億円から37.4億円、前期比16倍に大幅上方修正している。上半期決算が想定以上の上振れとなったほか、下半期も堅調な受注環境が続いていることを背景としている。年間20円配当の実施も発表、3期ぶりの復配となる。

<6533> オーケストラ  934  +150ストップ高比例配分。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は10.7億円で前年同期比6.7%増となり、通期予想は従来の9.5億円から14億円に上方修正した。ただ、今期からIFRSを適用することで、その影響額が7億円程度発生するもよう。また、株主優待制度の新設を発表しており、こちらが買い材料視される形に。12月末200株以上保有株主に対して、デジタルギフト15000円分を贈呈する。

<7744> ノーリツ鋼機  1757  +82大幅反発。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は176億円で前年同期比5.2%増となり、上半期の2ケタ減から一転増益に転じている。つれて、通期予想は従来の160億円から199億円、前期比横ばい水準にまで上方修正している。音響機器関連セグメントにおける販売の好調、並びに想定為替レートの見直しなどが業績上振れの背景。想定以上の足元での収益改善をポジティブに捉える動きが優勢。

<4751> サイバー  1394.5  -161急落。先週末に25年9月期決算を発表、営業利益は717億円で前期比78.9%増となり、市場予想を30億円程度上振れた。一方、26年9月期は500-600億円のレンジ予想、上限値でも前期比16.3%減の水準となる。市場コンセンサスは750億円程度の水準であったため、想定外の低調なガイダンスと受けとめられた。今後の上振れ余地は大きいとみられるが、いったんは見切り売りが優勢の展開に。

<3661> エムアップ  1738  -109買い先行後伸び悩む。先週末に上半期決算を発表、営業利益は27億円で前年同期比38.0%増となり、通期予想は従来の47億円から52億円に上方修正した。コンテンツ事業において有料会員数が増加しているほか、電子チケット事業でも取扱枚数や収益が増加。ただ、第1四半期が前年同期比59.3%増であったことから業績上振れは想定線、出尽くし感も優勢となった。なお、12月末基準の1:2の株式分割実施も発表。

<6594> ニデック  2064  -182大幅続落。先週末に監査法人の結果不表明ながら半期報告書を提出した。第1四半期決算も発表、営業損益は速報値である615億円の黒字から264億円の赤字に下方修正。契約損失引当金や減損などを計上した。また、7-9月期営業利益は475億円で前年同期比21.7%減となり、第1四半期の下方修正とともに実態面での厳しさも意識される状況となった。第三者委員会の調査結果内容なども依然として不透明要因に。

<6407> CKD  2652  -413急落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は78.7億円で前年同期比14.2%減となり、7-9月期も同2ケタの減益基調が継続している。つれて、通期予想は従来の190億円から166億円、前期比12.7%減に下方修正。コンセンサスは従来会社計画並みの水準であった。半導体や自動車向け機器が下振れる状況となっているようだ。なお、業績下方修正に伴って、年間配当金も従来計画の80円から67円に引き下げ。

<7747> 朝日インテック  2680  +285急伸。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は130億円で前年同期比34.0%増となり、据え置きの通期計画326億円、前期比8.5%増に対して、進捗率は39.9%の水準となっている。海外メディカル事業の売上成長によって売上高は前年同期比15.6%増と好調推移、粗利益率の改善も市場の想定以上に進んでいる。明日に決算説明会を予定しているが、業績上振れが意識される状況とみられる。



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