概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は大幅続落、世界景気の先行き不安が高まり
*10:05JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は大幅続落、世界景気の先行き不安が高まり
【ブラジル】ボベスパ指数 127256.00 -2.96%
4日のブラジル株式市場は大幅続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比3884.66ポイント安(-2.96%)の127256.00で引けた。日中の取引レンジは126,465.55-131,139.05となった。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。米トランプ政権の相互関税の適用で世界景気の先行き不安が高まり、リスク回避の売りが広がった。また、海外株の下落もブラジル株の売り圧力を高めた。ほかに、原油価格の大幅安などが資源セクターの圧迫材料となった。
【ロシア】MOEX指数 2781.97 -2.71%
4日のロシア株式市場は13営業日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比77.611ポイント安(-2.71%)の2781.97となった。日中の取引レンジは2,778.43-2,902.62となった。
買いが先行した後は売りに押され、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の急落が警戒され、ロシア株に売りが広がった。また、世界の貿易戦争への懸念や世界景気の低迷観測なども圧迫材料となった。なお、米トランプ政権の相互関税が想定以上に厳しいものだったことで、世界経済が一段と混乱すると懸念されている。
【インド】SENSEX指数 75364.69 -1.22%
4日のインドSENSEX指数は続落。前日比930.67ポイント安(-1.22%)の75364.69、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同345.65ポイント安(-1.49%)の22904.45で取引を終えた。
海外株の下落を受け、インド株にも売りが広がった。また、米トランプ政権の関税発表も警戒された。インドの国内総生産(GDP)はトランプ関税の適用で0.1%縮小すると予測されている。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数を圧迫。FIIはこの日まで5日連続の売り越しとなった。
【中国本土】
休場
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