注目銘柄ダイジェスト(前場):トーホー、丹青社、クラダシなど
*11:42JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):トーホー、丹青社、クラダシなど
オンワードHD<8016>:540円(+12円)
大幅続伸。前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比13.0%増で、3カ月連続での2ケタ成長となっている。店舗売上が同17.0%増加したほか、Eコマース売上も同7.1%の伸長。気温が平年より大幅に高く推移したほか、夏休みなどの外出需要が高まったこと、オンワード樫山のOMOサービス 「クリック&トライ」の利用者数が引き続き大幅に増加したことなどが背景。上半期トータルでの既存店増収率は13.0%増に。
NTN<6472>:289.2円(-14円)
大幅反落。2025年満期ユーロ円建CBの発行を発表している。約220億円を調達して、成長分野への投資、生産性向上など戦略的生産再編に係る投資、カーボンニュートラル対応資金などに充当する予定。転換価額339.5円で前日終値比でのアップ率は11.97%となる。潜在株比率は12.2%となり、潜在的な株式価値の希薄化を織り込む動きになっている。
丹青社<9743>:851円(+70円)
大幅反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の10億円から13億円、前年同期比2倍の水準にまで引き上げ。経済活動の制限緩和により、商業その他施設事業における需要が想定以上に回復しているもよう。第1四半期は2ケタの営業減益決算であったため、6-8月期の収益回復率の大きさにはインパクトが強まる状況にもなっているようだ。
トーホー<8142>:3780円(+700円)
ストップ高。前日に業績・配当予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の25億円から36億円、前年同期比2.9倍に、通期では45億円から65億円、前期比78.1%増に引き上げ。第1四半期決算発表時に続く上方修正となる形に。業務用食品卸売事業を中心に想定を上回る業況の改善が続いているようだ。また、年間配当金も従来計画の60円から70円に引き上げ、前期比では35円の増配となる。
インテージHD<4326>:2298円 カ -
ストップ高買い気配。NTTドコモがTOBを実施すると発表、同社では賛同の意見を表明している。TOB価格は2400円で前日終値に対するプレミアムは26.4%となる。連結子会社化を目的としたもので、上場廃止を企図するものではなく、所有割合約40.00%から51.00%の取得を条件とするTOBになっている。TOB価格サヤ寄せのほか、ドコモによる子会社化での業容拡大を期待する動きも優勢となっているようだ。
ステムリム<4599>:838円(+15円)
大幅に反発。塩野義製薬<4507>に導出済みの再生誘導医薬開発候補品レダセムチド(HMGB1)を利用した心筋症(拡張型心筋症、虚血性心筋症、及び高血圧性心筋症)に対する新規治療に係る用途特許が米国で登録されると発表している。今回の特許登録で心筋症や慢性心不全に対するレダセムチドに基づく治療薬開発の可能性を米国で担保できるとしている。HMGB1は体内の間葉系幹細胞を患部に誘導する細胞の核内タンパク質。
ノイルイミューン<4893>:469円(+3円)
反発。中外製薬<4519>と締結しているPRIME技術のライセンス契約に定める早期マイルストーンを達成したと発表している。受領するマイルストーンフィーは23年12月期第3四半期の事業収益として計上する見込みで、通期事業収益予想(3.19億円)の大部分を占めるという。PRIME技術は遺伝子改変免疫細胞の機能を高めるほか、宿主自身の免疫細胞を活性化するとされ、ノイルイミューン・バイオテックが独占的権利を持つ。
クラダシ<5884>:584円(+51円)
大幅に反発。愛媛県宇和島市及び愛媛銀行<8541>とともに「宇和島市におけるSDGsの推進に係る食品ロス削減及び特産品のPRに向けた連携協定」を締結したと発表している。それぞれが持つリソースを活用し、課題解決を目的に社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」を11月に実施する。宇和島市の人手不足やフードロス問題の解決のほか、同市の魅力発信や関係人口の増加にも取り組む。
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