欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩み、上値試しも米雇用情勢を見極め
*17:39JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩み、上値試しも米雇用情勢を見極め
1日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米国の引き締め的な金融政策に思惑が広がれば金利高となり、ドルは上値を試す見通し。ただ、為替介入は一段と強く警戒されるほか、米国の雇用情勢を見極めようと大幅高は回避されよう。
米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利上げ観測が広がるなか、前日発表された米JOLTS求人件数は予想を上回り、ドル買い要因となった。ただ、米国とイランの間による中東での小競り合いで原油相場はやや持ち直したものの、和平に向けた協議の進展が期待されドル買いを抑制。ユーロ・ドルは一時1.1430ドル台に浮上し、ドル・円は162円60銭台で伸び悩んだ。本日アジア市場でドル買い再開を受け、ドル・円は163円を目指す展開となった。
この後の海外市場は引き続き日本の通貨政策が注目される。新たに就任したウォーシュFRB議長はタカ派的との見方が市場で広がり、引き締め的な金融政策をにらんだドル買いで緩やかに上値を試す展開。ただ、ドル・円は「防衛ライン」をすでに上抜け約40年ぶりの水準に達しており、為替介入待ちの状況。そうしたなか、今晩のADP雇用統計やISM製造業景況感の雇用指数が弱ければ過度なドル買いを抑制し、今週発表の雇用統計を見極めるムードが広がり上昇は限定的となりそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 欧・ユーロ圏製造業PMI確報値(6月) 予想51.3 前回51.3
・18:00 欧・ユーロ圏CPI(6月) 予想3.1% 前回3.2%
・21:15 米・ADP雇用統計(6月) 予想11.8万人 前回12.2万人
・22:45 米・製造業PMI確報値(6月) 前回55.7
・23:00 米・建設支出(5月) 前回0.4%
・23:00 米・ISM製造業景況指数(6月) 予想53.8 前回54.0
・25:00 露・GDP(1-3月) 前回-0.2%
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