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東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、円安牽制を意識

2025年11月18日 17:18 市況・概要

*17:18JST 東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、円安牽制を意識 18日の東京市場でドル・円は戻りが鈍い。米金利高・ドル高で早朝に155円38銭まで上昇も、日本の円安牽制を意識した円買いで失速。午後は日経平均株価の下げ幅拡大で円買い優勢となり、一時154円82銭まで下落。その後は持ち直しも、戻りは限定的。
・ユ-ロ・円は180円02銭から179円61銭まで下落。
・ユ-ロ・ドルは1.1585ドルから1.1605ドルまで値を上げた。

・日経平均株価:始値49,812.95円、高値49,971.55円、安値48,661.52円、終値48,702.98円(前日比1,620.93円安)
・17時時点:ドル・円154円90-00銭、ユ-ロ・円179円70-80銭
【要人発言】
・高市首相
「政府債務の対GDP比を引き下げて財政の持続化を実現、市場からの信認を確保」
・植田日銀総裁
「(高市首相と)経済・物価・金融情勢・金融政策について率直に話した」
「今後のデータ・情勢次第で適切に判断」
「為替についてもちろん議論、具体的な話は控える」
「為替はファンダメンタルズに沿って安定的に推移するのが望ましい」
「インフレ率が2%で持続的・安定的に着地するよう緩和を調整している」
「首相から政策で要望はなかった」
「為替の動向とその経済への影響を注視していきたい」
・片山財務相
「市場を常に注視、円も国債も信認維持する」
「為替動向は一方的で急激で憂慮」
「過度な変動を高い警戒感を持って注視」
「為替はファンダメンタルズ反映した安定推移が重要」
・城内成長戦略相
「長期金利はじめ金融市場の動きを十分注視」
「経済対策がインフレに及ぼす影響を試算する必要との諮問会議の意見は重要」
「中国の一連の措置によるマクロ経済への影響を含め状況を注視」
・豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨
「慎重かつデータに依存することが適切」
「政策金利を調整する必要はないとの見解で一致」
「余剰能力に関するデータを評価しつつ忍耐強く待つことができると判断」
【経済指標】
・特になし



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