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中東情勢緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まるか

2025年06月23日 08:25 銘柄/投資戦略

*08:25JST 中東情勢緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まるか [本日の想定レンジ]
20日の米国市場は、イランとイスラエルの軍事的緊張緩和に向けた外交に注目が集まるなか、売り買いが交錯し、NYダウは35.16ドル高の42206.82ドル、ナスダック総合指数は98.86pt安の19447.41ptとなった。シカゴ日経225先物は大阪日中比50円安の38300円だった。本日は中東情勢緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まることが予想される。前週末は、米国市場が休場で手掛かり材料に欠けるなか、方向感の定まらない展開が続いたが、上昇基調にある5日移動平均線(38524円)を下回った。
こうしたなか、トランプ米大統領は21日、イスラエルと交戦するイランを攻撃したと発表。イラン領内の3カ所の核施設を空爆した。中東地政学リスクの高まりが相場の重しになることが想定される。サンデーNYダウやサンデーナスダック100が下落していることも投資家のリスク回避姿勢を強める要因になりそうだ。一方、地政学リスクを背景に原油市況の上昇が見込まれるため、原油高が続けば日本の貿易赤字が拡大し、これが円売り圧力を強めるとの見方もあり、円相場が1ドル=146円台へと円安が進んだことは相場を下支えする要因になるかもしれない。上値めどは心理的な節目の38500円や18日の高値(38885円)や節目の39000円、下値のめどは節目の38000円、25日線(37886円)、13日の安値(37540円)などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限38200円-下限37500円

<SK>

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