NY債券:米長期債相場は弱含み、6月に利下げ再開の可能性も
2025年03月22日 07:21
市況・概要
*07:21JST NY債券:米長期債相場は弱含み、6月に利下げ再開の可能性も
21日の米国長期債相場は弱含み。米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁はこの日、トランプ米政権が掲げる関税措置が物価に及ぼす影響を判断するのは時期尚早との考えを示した。また、経済成長に対する下向きリスクと、インフレに対する上向きリスクは共に極めて高いとの見方も伝えた。市場参加者の間では利下げ再開は6月となる可能性が高いとみられている。イールドカーブはスティープニング気配。
CMEのFedWatchツールによると、21日時点で5月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は86%程度。6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は78%程度。10年債利回りは4.235%近辺で取引を開始し、米国市場の序盤にかけて4.198%近辺まで低下したが、後半にかけて4.254%近辺まで反発し、取引終了時点にかけて4.248%近辺で推移。
イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は30.00bp近辺、2-30年は64.20bp近辺で引けた。2年債利回りは3.95%(前日比:-1bp)、10年債利回りは4.25%(前日比+1bp)、30年債利回りは、4.59%(前日比:+4bp)で取引を終えた。
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