個人投資家・有限亭玉介:円安&インバウンドでの思惑株と中国・春節マネーの行先【【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:円安&インバウンドでの思惑株と中国・春節マネーの行先【【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年2月5日10時に執筆
2023年は訪日外国人旅行者数が2500万人を超えて、2019年のコロナ前に迫る勢いでした。インバウンドという言葉も一般的になり、2024年は円安基調を背景にさらに来訪客が増えそうですねぇ。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
日本ではインフレが酷いと報道されていますが、海外諸国と比較すれば全然大したインフレ率ではないという事は理解できます。日本を旅行する外国人にとっては、円安も相まって天国のように感じるでしょう。
ついこの前までは、海外の人にとって日本はアニメやゲームの国だったかもしれません。最近では、本物の安くて美味しい日本食を求めて日本を訪れる旅行者が増えているようです。本場のラーメンを楽しみたい旅行者の為に、有名ラーメン店を巡るツアーもあるとの事。これほど安全に旅行が出来て、一人でも食事をしやすい飲食店が数多存在するのは、日本が持つ独特の文化と言えるでしょう。
気になる訪日の中国人観光客は、不動産不況の影響もあり春節で急増する可能性は低いと見る有識者もいるようです。現状のインバウンドに加えて中国人観光客が大挙して来ると、オーバーツーリズムでトラブルも増えそうですねぇ。
株式市場を見ると、中国市場から逃げ出したマネーが日本株を刺激しているとの報道もあります。確かに最近の中国は、政治も経済も大人しいですな。日本が30年以上かけてバブルの栄光を取り戻し始めたタイミングで、中国の不動産バブルが崩壊するというのも何かの因果かと感じてしまう今日この頃です。
さて、前述した通りラーメンへの人気が爆発しているようですので豚骨ラーメンチェーンの丸千代山岡家<3399>をチェックです。12月11日の決算も好調で、チャートも今年に入り昨年来高値を更新しました。「横浜家系」などのラーメン店を運営するギフトHD<9279>も24年10月期は過去最高益を更新する予想です。海外勢は特に日本の豚骨ラーメンがお好きですからねぇ。
「焼肉きんぐ」が人気の物語コーポレーション<3097>は、昨年12月までの既存店売上が25ヶ月連続で前年実績を上回っているとの事。2月9日の決算発表を経過して中長期で上昇トレンドを形成するか注視です。
「丸亀製麺」でお馴染みのトリドール<3397>は、海外展開もしているグローバル企業ですな。知名度の高さもあり、チャート(日足)も底堅く推移しております。ラーメンブームの次は、うどんブームか…2月14日の決算発表もチェックです。
カレー専門店「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋<7630>は、2月29日を基準日として1株を5株へ株式分割をすると発表しました。チャートはこの発表があった1月9日から急動意して下値を切り上げております。24年2月期は売上高が過去最高を更新する見通しですので、来期の業績がどうなるのか楽しみですな。
中国の不動産不況を受けて中国からの逃避マネーが日本市場を刺激すると見て不動産投資関連もチェックして参ります。1月30日の決算が好調なヒューリック<3003>は、大型株らしく75日線を下値に安定した上昇トレンドですねぇ。インテリックス<8940>は小型株ながらも、好決算と自社株買いを実施投資妙味があると見て注視しております。
最後はITテクノロジーとAI技術を基盤とした不動産事業を手掛けるSREホールディングス<2980>です。1月12日の決算後は窓を開けて動意しており、その後も堅調に推移しているので注目してみました。さらに他にもあるのですが…中国の不動産不況が今後どうなるのかも含め、日本の不動産関連と併せてまたブログなどでもレポートしていこうかと検討中です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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