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ADワークスグループ---24年12月期2ケタ増収増益、収益不動産販売事業が業績をけん引

2025年02月14日 15:01 銘柄/投資戦略

*15:01JST ADワークスグループ---24年12月期2ケタ増収増益、収益不動産販売事業が業績をけん引 ADワークスグループ<2982>は13日、2024年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比20.7%増の499.10億円、営業利益が同31.7%増の32.16億円、経常利益が同23.3%増の25.47億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.4%増の16.10億円となり、前年に引き続いて過去最高益を更新した。

収益不動産販売事業の売上高は前期比24.2%増の443.05億円、営業利益は39.07億円となった。収益不動産を取り巻く活況な事業環境の下、需給を見極めた的確な商品企画を軸にした仕入から販売までの好サイクルにより競争力が高まったことで、1棟収益不動産の販売が堅調に推移した。また、不動産小口化商品事業においては、今期の販売総額が131.79億円(税込)に到達し、前年比264%と大幅に成長した。既存の収益不動産事業の強みを活かした良質な商品供給が、投資家だけでなく販売提携パートナーからの高い評価を得ている。また、こうした評判が、金融機関・税理士等との提携による販売ネットワークをよりいっそう拡充する好循環に繋がっている。仕入高は338.62億円となった。20人以上の仕入専門組織による戦略的な仕入活動に加えて、関西・福岡へのエリア拡大に取り組んだ結果、前期を上回る優良物件の仕入を行うことができた。今期の仕入活動により、今後の利益の源泉となる収益不動産残高(販売または賃料収入を目的として保有する不動産の合計残高)は454.65億円となり、前年度末より6.67億円上回った。

ストック型フィービジネスの売上高は同0.6%増の61.58億円、営業利益は11.42億円となった。ストック型フィービジネスは同社グループの業績の安定性を担保するという重要な位置づけとなっている。販売目線での商品価値の向上は、同時に同社グループ保有時の賃料収入の確保につながると認識している。また、エー・ディー・パートナーズのプロパティ・マネジメントも、物件単価上昇に伴い顧客層の変化があったため、更なる効率化と対応力を高めていく必要があるとしている。

2025年12月期通期の連結業績計画については、売上高が前期比10.2%増の550.00億円、営業利益が同11.9%増の36.00億円、税金等調整前当期純利益が同9.9%増の28.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.5%増の17.80億円を見込んでいる。同社グループでは、当連結会計年度の経営目標を「業績計画」として開示している。「業績計画」は経営として目指すターゲットであり、いわゆる「業績の予想」または「業績の見通し」とは異なるものとしている。 <ST>

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