日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅に4日ぶり反発、ファーストリテが1銘柄で約162円分押し上げ
*12:43JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅に4日ぶり反発、ファーストリテが1銘柄で約162円分押し上げ
8日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり224銘柄、値下がり1銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅反発。前日比1894.08円高(+6.08%)の33030.66円(出来高概算12億5000万株)で前場の取引を終えている。
7日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は349.26ドル安の37965.60ドル、ナスダックは15.47ポイント高の15603.26で取引を終了した。米中貿易摩擦の深刻化を警戒した売りに寄り付き後、下落。その後、トランプ大統領が90日の相互関税停止を検討しているとの話題が報じられ、期待感が広がり一時大きく買い戻され、大幅反発した。しかし、政府が報道を否定したため相場は再び下落に転じる荒い展開となった。ただ、半導体のエヌビディアなどが下げ止まり、相場の下値を支え、ナスダックはプラス圏をかろうじて維持し、まちまちで終了。
米国株は高安まちまちだったが、為替が1ドル148円台を回復したことなどから、東京市場は買い戻し優勢で取引を開始。日経平均は、225先物などの買戻しが先行し上げ幅を広げ、33000円台を回復した。自動車株や銀行株、防衛関連など足元急落していた銘柄を中心に買戻しが入りプライム市場の99%超が上昇する全面高の展開となった。
日経平均採用銘柄では、フジクラ<5803>、日本製鋼所<5631>がストップ高となったほか、川崎重工業<7012>が一時ストップ高。また、りそなHD<8308>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>など銀行株も大幅反発となったほか、古河電工<5801>、住友電工<5802>など電線株も買われた。このほか、東京海上<8766>、スクリーンHD<7735>、三菱重工業<7011>、ソシオネクスト<6526>など幅広い銘柄が買われた。
一方、JR東<9020>が225採用銘柄では唯一売られた。このほか、サンエー<2659>、参天製薬<4536>、トランザクション<7818>、SGホールディングス<9143>、スター精密<7718>、富士ソフト<9749>と7銘柄のみ下落した。
全業種が上昇したなか、保険、非鉄金属、銀行、証券・商品先物、機械の上げが目立った。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約162円押し上げた。同2位はアドバンテスト<6857>となり、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはJR東<9020>となり1銘柄で日経平均を約0.1円押し下げた。
*11:30現在
日経平均株価 33030.66(+1894.08)
値上がり銘柄数 224(寄与度+1894.24)
値下がり銘柄数 1(寄与度-0.16)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 43680 2030 162.05
<6857> アドバンテ 5595 561 149.28
<8035> 東エレク 18470 1410 140.70
<9984> ソフトバンクG 6475 640 127.73
<6762> TDK 1299 117 58.38
<6098> リクルートHD 7190 552 55.08
<4063> 信越化 3856 307 51.06
<6954> ファナック 3356 204 33.93
<6758> ソニーG 3201 192 31.93
<8766> 東京海上HD 5084 582 29.04
<7203> トヨタ自動車 2437 170.5 28.36
<9766> コナミG 17500 775 25.78
<7974> 任天堂 9941 747 24.85
<7832> バンナムHD 4649 247 24.65
<6988> 日東電工 2466.5 141.5 23.53
<5803> フジクラ 4293 700 23.28
<9433> KDDI 2368 54 21.55
<6146> ディスコ 26500 2900 19.29
<4543> テルモ 2739 65.5 17.43
<6367> ダイキン工業 15680 520 17.30
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9020> 東日本旅客鉄道 2925 -16.5 -0.16
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