日経平均は372円高でスタート、サンリオやソニーGなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;43090.91;+372.74TOPIX;3083.50;+17.13
[寄り付き概況]
13日の日経平均は372.74円高の43090.91円と6日続伸して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は483.52ドル高の44458.61ドル、ナスダックは296.50ポイント高の21681.90で取引を終了した。対中関税停止延長が好感されたほか、消費者物価指数(CPI)が想定内にとどまり、関税による大きな影響が見られなかったため寄り付き後、上昇。9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が一段と強まり、相場は一段高となった。大幅利下げ期待もさらなる買い材料となり、終日上値を探る展開。ナスダックやS&P500種指数は過去最高値を更新し、終了した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.99%上昇と、ダウ平均(1.10%上昇)などと比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株などの株価支援要因となった。また、国内企業の4-6月期決算発表が続いており、好業績・好決算銘柄への物色意欲が株価下支え要因となった。一方、日経平均は昨日までの5日続伸で2400円あまり上昇していることから、目先的な高値警戒感が強まり、利益確定売りが出やすかった。また、外為市場で1ドル=147円80銭台と、昨日15時30分頃と比べ50銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された7月の国内企業物価指数は、前年同月比2.6%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同2.6%
上昇だった。今日は、アクセルスペースホールディングス<402A>が東証グロースに上場した。
セクター別では、輸送用機器、証券商品先物、電気機器、非鉄金属、その他製品などが値上がり率上位、鉱業、パルプ・紙、石油石炭製品、建設業、情報・通信業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、サンリオ<
8136>、アドバンテスト<6857>、ローム<6963>、ルネサス<6723>、ファナック<6954>、ソシオネクスト<6526>、フジクラ<5803>、キオクシアHD<285A>、ソニーG<6758>、アシックス<7936>、三菱重<7011>、川崎重<7012>、リクルートHD<6098>、東電力HD<9501>、ファーストリテ<9983>、などが上昇。他方、INPEX<1605>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、楽天グループ<4755>、武田薬<4502>などが下落している。
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