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日経平均は430円高でスタート、東エレクやSOMPOなどが上昇

2025年09月12日 09:48 市況・概要

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;44803.30;+430.80TOPIX;3164.69;+16.93


[寄り付き概況]

 12日の日経平均は430.80円高の44803.30円と3日続伸して取引を開始した。前日11日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は617.08ドル高の46108.00ドル、ナスダックは157.01ポイント高の22043.07で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)は伸びが加速したが雇用関連指標が労働市場の減速を証明し利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。インフレの上昇も想定内で利下げ確率は変わらず、長期金利の低下に連れ、相場は続伸した。終盤にかけて上げ幅を拡大し、相場は過去最高値を更新した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が弱含みで推移していることも安心感となった。一方、外為市場で1ドル=147円20銭台と、昨日15時30分頃と比べ50銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの続伸で900円あまり上昇したことから
高値警戒感が強まる中、東京市場が明日から3連休となることもあり、利益確定利が出やすかった。さらに、来週は16日・17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、18日・19日に日銀金融政策決定会合が開かれることから、これらの結果を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、今日は株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)の算出日。
SQ値はQUICK試算で45016.28円だった。

 セクター別では、精密機器、電気機器、非鉄金属、ゴム製品、その他金融業などが値上がり率上位、パルプ・紙が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、東エレク<8035>、豊田通商<8015>、三菱電<6503>、ソシオネクスト<6526>、SOMPO<8630>、ディスコ<6146>、ソニーG<6758>、HOYA<7741>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>、日東電<6988>、ファーストリテ<9983>、大塚HD<4578>、伊藤忠<8001>、第一三共<4568>、コマツ<6301>などが上昇。他方、良品計画<7453>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、サンリオ<8136>、NEC<6701>、日立<6501>、コナミG<9766>などが下落している。

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