東証グロ-ス指数は小幅に4日続伸、上値の重い展開
*16:54JST 東証グロ-ス指数は小幅に4日続伸、上値の重い展開
東証グロース市場指数 977.41 +1.33/出来高 3億6830万株/売買代金 1852億円東証グロース市場250指数 753.58 +1.06/出来高 2億7868万株/売買代金 1517億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって小幅に4日続伸。値上がり銘柄数は273、値下がり銘柄数は298、変わらずは30。
前日7日の米株式市場でダウ平均は続落。相場に楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じ、その後も終日軟調に推移した。
今日のグロ-ス市場で東証グロース市場指数は朝安の後はプラス圏で推移したが上値の重い展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は0.27%安となった。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の新興市場はやや売りが先行した。東証グロース市場指数は昨日までの3日続伸で4.6%上昇したことから、目先的な戻り待ちの売りも出やすかった。一方、高市自民党新総裁の政策への期待感が継続ていることに加え、日経平均が最高値圏で底堅く推移する一方で新興市場の出遅れ感が強まっており、こうした状況から今日の東証グロース市場指数は朝安の後はプラスに転じた。ただ、高市新総裁への期待感が高い反面、次期政権の枠組みなど当面の政治の不透明感も意識され、新興市場では上値追いには慎重で、東証グロース市場指数の上値は重く、後場半ばころからは伸び悩む展開となった。
個別では、25年11月期業績予想を上方修正したnote<5243>、吉本興業グループのFANYにEC支援を開始すると発表したAnyMind<5027>、ファイル交換システムの販売が引き続き材料視されたZenmu<338A>、日鉄ソリューションズ<2327>との資本業務提携が引き続き手掛かり材料となったデリバリコンサル<9240>が上げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やサンバイオ<4592>が上昇。値上がり率上位には、アイデミー<5577>、ACSL<6232>などが顔を出した。
一方、9月の売上高が前年同月比200.3%と8月の同279.1%増から伸び率が縮小したyutori<5892>、26年2月期業績予想を上方修正したが上期利益の伸び悩みが嫌気されたスローガン<9253>、25日線を下回り手仕舞い売りを誘ったオプロ<228A>、5日線が上値を抑える形となったBirdman<7063>が下げた。時価総額上位銘柄では、フリー
<4478>やGENDA<9166>が下落。値下がり率上位には、データセク<3905>、Defコン<4833>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5243|note | 1644| 300| 22.32|
2| 5577|アイデミー | 1700| 261| 18.14|
3| 6232|ACSL | 1356| 207| 18.02|
4| 9240|デリバリコンサル | 1082| 150| 16.09|
5| 3628|データHR | 641| 73| 12.85|
6| 4055|ティアンドエスG | 1350| 152| 12.69|
7| 4415|ブロードエンター | 1268| 138| 12.21|
8| 338A|Zenmu | 7960| 780| 10.86|
9| 410A|GMOコマース | 1479| 137| 10.21|
10| 319A|技術承継機構 | 9250| 680| 7.93|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3905|データセク | 1640| -259| -13.64|
2| 3664|モブキャスト | 58| -9| -13.43|
3| 228A|オプロ | 2005| -265| -11.67|
4| 4833|Defcon | 121| -14| -10.37|
5| 2370|MDNT | 35| -4| -10.26|
6| 5892|yutori | 3765| -395| -9.50|
7| 7063|バードマン | 211| -20| -8.66|
8| 4889|レナサイエンス | 1892| -142| -6.98|
9| 218A|リベラウェア | 2150| -161| -6.97|
10| 9253|スローガン | 820| -60| -6.82|
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