NY株式:NYダウは43ドル高、利下げ期待が支援
*05:47JST NY株式:NYダウは43ドル高、利下げ期待が支援
米国株式市場は続伸。ダウ平均は43.21ドル高の46441.10ドル、ナスダックは95.15ポイント高の22755.16で取引を終了した。
政府機関の閉鎖や民間のADP雇用統計で9月の雇用者数が予想外に減少したため景気減速懸念に、寄り付き後、下落。その後、安値から利下げ期待を受けた買いが強まったことに加え、医薬品セクターがけん引し相場は上昇に転じた。終盤にかけ、上げ幅を拡大。ダウは連日過去最高値を更新し、終了した。セクター別では医薬品・バイオテク、自動車・自動車部品が上昇した一方、銀行が下落。
製薬会社のファイザー(PFE)はトランプ政権との薬価値下げ、3年間の関税免除合意を好感した買いが継続。同業イーライ・リリー(LLY)も上昇した。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)は新型モデルYがけん引し欧州の9月売り上げが回復したとの報道や政府によるEV優遇措置撤廃を受け、リース価格引き上げを発表し、上昇。半導体のインテル(INTC)は受託生産(ファウンドリー)の顧客としてアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)を加える方向で交渉を進めていると報じられ、上昇。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は第1四半期決算で予想を上回った内容を好感した買いが継続。
コミュニティネットワーク運営会社のレディット(RDDT)は日中アクティズユーザーの減少や、オープンAIのチャットGPTによる引用減少をアナリストが指摘し、売られた。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は人工知能(AI)機能を含め製品改良、値上げを発表したが、下落。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は一時17.28まで上昇後、15.98まで下落した。
(Horiko Capital Management LLC)
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