ステップ---1Q増収増益、塾生総数の増加が継続
*09:12JST ステップ---1Q増収増益、塾生総数の増加が継続
ステップ<9795>は25日、2024年9月期第1四半期(23年10月-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比4.8%増の41.18億円、営業利益が同3.2%増の14.54億円、経常利益が同3.9%増の14.75億円、四半期純利益が同3.7%増の10.15億円となった。
当第1四半期の小中学生部門、高校生部門を合わせた同社の塾生総数は、期中平均で33,798人(前年同期比2.9%増)となり、増加を続けている。
当第1四半期に続く第2四半期中の2月には、神奈川県の公立高校、そして首都圏の私立・国立高校の入試が実施され、合格発表が一斉に行われる。ステップ生の合格状況が、今後1年間の生徒募集に大きな影響を与えるため、学習指導の充実に加え、詳細なデータを活かした精度の高い進路指導により、過去最高のトップ校合格者数を記録した前期以上の合格実績を目指している。一方で、合格実績のためにむやみに上位校に誘導したり、必要以上に多くの高校を受験させたりするのではなく、生徒や家庭の思いや志向に添った進路指導を徹底している。そうしたスタンスでの進路指導は家庭や地域から信頼を得ており、高校部への進級や弟妹の入塾にもつながっている。高校生部門においても、「部活動や学校行事等を含む多面的な高校生活を充実させながら、同時に志望大学への現役合格も実現させたい」という高校生のニーズに応えられる体制の強化を引き続き進めている。学童部門は、既に黒字化している藤沢市内の2教室は引き続き生徒募集も好調であり、今期はSTEPキッズ茅ヶ崎教室(茅ヶ崎市)も黒字化を見込んでいる。学童部門全体としても、豊富で多彩なコンテンツに磨きをかけながら、各教室で運営ノウハウの蓄積・共有、標準化をさらに進め、今後の県内各地への展開に向けた基盤づくりを進めていくとしている。
当年度中の新規開校については、小中学生部門で4スクールを3月に開校する。高校受験ステップ鹿島田スクール(川崎市幸区)、Hi-STEP新百合ヶ丘スクール(川崎市麻生区)、高校受験ステップ東戸塚平戸スクール(横浜市戸塚区)、高校受験ステップ日吉本町スクール(横浜市港北区)の4校で、川崎市2校、横浜市2校となる。既存校舎においては、地域での信頼をさらに高め、充席率の向上を図っていくとしている。また2023年11月に大学受験ステップ相模大野校を増床したが、2024年4月には大学受験ステップ横須賀校を増床予定。
2024年9月期通期の業績予想については、売上高が前期比3.1%増の148.92億円、営業利益が同4.6%増の33.38億円、経常利益が同5.4%増の33.98億円、当期純利益が同0.2%増の24.09億円とする期初計画を据え置いている。
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