米国株見通し:伸び悩み、雇用情勢を見極め
2025年07月02日 14:54
市況・概要
*14:54JST 米国株見通し:伸び悩み、雇用情勢を見極め
(14時30分現在)
S&P500先物 6,260.75(+12.00)
ナスダック100先物 22,750.00(+57.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は40ドル安。米長期金利は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
1日の主要3指数はまちまち。ナスダックは7日ぶり、S&Pは4日ぶりに反落、ダウは400ドル高の44494ドルと4日続伸で取引を終えた。この日発表されたISM製造業景況感指数は50割れも小幅改善、JOLTS求人件数はプラスを維持し、やや買いが入りやすい地合いとなった。ただ、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)の7月利下げに慎重なスタンスで金利高に振れ、ハイテク売りが先行。一方でディフェンシブが選好され、相場を支えた。
本日は伸び悩みか。米国と主要貿易相手国との交渉に関する進展期待で、買いが入りやすい地合いが続く。ただ、前月の堅調の反動で利益確定や持ち高調整の売りが出やすく、指数の伸びは限定的となりそうだ。今晩のADP雇用統計は前回から改善が予想されるものの、前日のISMで雇用指数は3カ月ぶりに失速し、今週末の雇用統計を見極める展開に。一方、イスラエルとイランの停戦合意から1週間経過も、和平への進捗はみられず、積極的に買いづらい。
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