【市場反応】米・4-6月期GDP確定値は予想上回る、新規失業保険申請件数は減少、ドル大幅続伸
*22:28JST 【市場反応】米・4-6月期GDP確定値は予想上回る、新規失業保険申請件数は減少、ドル大幅続伸
米商務省が発表した4-6月期国内総生産(GDP)確定値は前期比年率+3.8%と改定値+3.3%から予想外に上方修正され23年7-9月期以降ほぼ2年ぶり最高となった。個人消費が底堅く成長を支えた。同期個人消費確定値は前期比年率+2.5%と、改定値+1.6%から上方修正された。
米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(9/20)は前週比1.4万件減の21.8万件と予想23.2万件を下回り2カ月ぶりの低水準となった。米・失業保険継続受給者数(9/13)は192.6万人と前回192.8万人から増加予想に反し減少し5月来で最低。
米8月卸売在庫速報値は前月比―0.2%と、5月来のマイナス圏に落ち込んだ。8月前渡商品貿易収支は-855億ドル。赤字幅は7月1028億ドルから予想以上に縮小。米8月耐久財受注速報値は前月比+2.9%と、7月-2.7%から予想外に5月来のプラスに改善した。
良好な指標を受け米国債相場は続落。10年債利回りは4.19%まで上昇した。ドル買いも強まり、ドル・円は148円80銭から149円35銭まで上昇し、8月1日来の円安・ドル高。ユーロ・ドルは1.1745ドルから1.1688ドルまで下落し、11日来の安値を更新した。ポンド・ドルは1.3420ドルから1.3373ドルまで下落し3日来の安値を更新。
【経済指標】
・米・4-6月期国内総生産(GDP)確定値:前期比年率+3.8%(予想:+3.3%、改定値:+3.3%)
・米・4-6月期個人消費確定値:前期比年率+2.5%(予想:+1.7%、改定値:+1.6%)
・米・4-6月期GDP価格指数確定値:前期比年率+2.1%(予想:+2.0%、改定値:+2.0%)
・米・先週分新規失業保険申請件数(9/20):21.8万件(予想:23.2万件、前回:23.2万件←23.1万件)
・米・失業保険継続受給者数(9/13):192.6万人(予想:193.2万人、前回:192.8万人←192万人)
・米・8月卸売在庫速報値:前月比―0.2%(予想:+0.1%、7月:0%←+0.1%)
・米・8月前渡商品貿易収支:-855億ドル(予想―954億ドル、7月-1028億ドル)
・米・8月耐久財受注速報値:前月比+2.9%(予想:-0.3%、7月:-2.7%←-2.8%)
・米・8月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.4%(予想:+0.0%、7月:+1.0%)
・米・8月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防) 速報値:前月比-0.3%(予想:+0.3%、7月:+0.6%←+0.7%)
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