カドカワ、日油、JDIなど
<9468> カドカワ 3397 +261大幅反発。先週末に提出された大量保有報告書によると、オアシスマネジメントが8.86%の大株主になったことが明らかになった。保有目的として、ポートフォリオ投資および株主価値を守るため重要提案を行うことがあるとしている。オアシスは香港を拠点とする投資ファンドで、アクティビストとして広く知られる。株主還元強化や経営改善を提言する活動を展開しており、同社に対しても何らかの提案を行う可能性が高いと。
<4403> 日油 3034 +115大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に、目標株価も3100円から3600円に引き上げた。今後の防衛予算はコンセンサス以上に拡大、武器輸出は解禁となり、化薬需要は大きく拡大する可能性があるとしている。つれて、30年3月期のコンセンサスは低すぎるとみているようだ。また、次期中計では、年間250億円規模の自己株式取得を想定ともしている。
<4676> フジHD 3908 +49急反発。村上世彰氏らが関わる投資会社エスグラントコーポレーションなどの共同保有比率が5.76%に上昇したことが明らかになっている。保有目的は、投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこととしている。村上氏側では先に、自社株買いに応募するなどで保有比率を引き下げていたが、株価の低迷が続けば追加取得に動く可能性も示唆していた。
<6740> JDI 65 -30ストップ安比例配分。対米投融資の新たな候補として、政府が同社に米国での最先端ディスプレー工場の運営を打診していると伝わり、これまで株価は大きく水準訂正を果たしてきた。一時は6倍超の水準まで株価が急騰。ただ、今回の日米投融資第2弾では、同プロジェクトは盛り込まれておらず、失望感が先行する形に。工場立ち上げに必要な専門人材や売り先の確保など課題となったようだ。なお、今後も検討は続けていくとされる。
<4519> 中外薬 7947 -703大幅続落。ロシュ社が、開発中の抗潜在型ミオスタチンスイーピング抗体emugrobartについて、脊髄性筋萎縮症および顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーを対象とした臨床開発を中止することを決定したと発表している。期待された運動機能改善には結びつかなかったもよう。肥満症を対象としたフェーズ2試験などは予定通り継続するとしているが、市場の期待値は低する方向でもあるようだ。
<9104> 商船三井 6382 -594大幅続落。本日は海運セクターが業種別下落率のトップになっている。ホルムズ海峡封鎖に伴う海運市況の上昇期待などがこれまで優勢となり、同社に関してはアクティビストのエリオットによる還元強化要請なども買い材料とされてきた。ただ、本日は全体株安の中で利益確定の動きが集まる展開のもよう。なお、上海輸出コンテナ運賃指数であるSCFIは、ここ3週間急伸となっていたが、先週末は小幅低下と上昇一服の形にも。
<6619> WSCOPE 187 -2続落。先週末に26年1月期の決算を発表、営業損益は49.2億円の赤字となり、従来計画43億円の赤字からやや赤字幅は拡大。純損失は従来計画の103億円に対して125億円となっている。持分法投資損失や減損損失、株式売却損などが大幅損失の背景に。27年1月期営業損益は24億円の赤字予想。連続赤字見通しをネガティブ視する動きが先行も、赤字の水準はほぼ市場の想定線とみられる。
<6857> アドバンテス 22730 -1250大幅続落。中東情勢に対する警戒感や利下げ期待の後退などで、先週末の米国市場ではSOX指数が2.45%安、エヌビディアも3%を上回る下落率となっており、東京市場でも半導体関連に売りが集まる状況へ。半導体業界にとっては、カタールの工場被害に伴うヘリウムの調達不足懸念なども強まる方向のようだ。なお、同社に関しては、日経平均リバランスに際して、キャップ調整に伴う売り需要の発生も31日には見込まれる。
<4183> 三井化学 1810.5 -120.5大幅続落。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に、目標株価も2700円から1970円に引下げた。中東紛争の影響による、エチレンなどの原料ナフサの調達懸念に伴うエチレン稼働率予想の引下げ、原油高によるコスト増などを考慮し、業績予想を引き下げたもよう。同社は総合化学の中でも石油化学の売上比率が高く、ナフサ調達懸念の悪影響を受けやすいと指摘。27年3月期調整後営業益は935億円を予想。
<8604> 野村 1213.5 -5もみ合い。JPモルガン証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に、目標株価も1430円から1440円に引き上げた。月次動向やホールセール部門収益の動向などを踏まえて業績予想を引き上げており、現在の株価はフェアバリューとの乖離が拡大していると判断。年初来の株価はTOPIXや大和証券を大きくアンダーパフォームしており、本業が堅調なことから、行き過ぎた悲観の修正を期待としている。
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