トルコリラ円今週の予想(9月17日)サンワード証券の陳氏 (山崎みほ)
*17:24JST トルコリラ円今週の予想(9月17日)サンワード証券の陳氏 (山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『19日のトルコ中銀会合がポイントとなろう。トルコ中銀会合で、政策金利は50.0%に据え置かれる見込みで、市場の関心は声明内容になろう。大統領府とトルコ中銀の中期的なインフレ見通しに対する見解の相違が修正されるかどうか注目したい』と述べています。
次に、『ユルマズ副大統領は5日に公表した中期経済計画(2025年-27年)で、2026年までにインフレ率を1桁台に引き下げ、2027年までに経済成長率を5.0%に引き上げる方針を示した。2024年のインフレ率予想は41.5%で、25年は17.5%、26年は9.7%だった』とし、『一方、トルコ中銀が8月に公表した最新のインフレレポートでは、消費者物価の上昇は2024年が38%、25年は14%に鈍化するとの見通しだった』と伝えています。
陳さんは、『トルコ中銀が8月に公表したインフレ見通しを、一カ月後の今会合で修正するかどうかだが、大統領府と中央銀行のズレが修正されなかった場合、市場はエルドアン大統領による再介入という警戒感や、高い政策金利の維持に伴う経済への悪影響などが強く意識され、ネガティブな反応を引き起こしそうだ。エルドアン大統領は、過去に金利を引き下げて景気を刺激すればインフレは収束するという考えのもと、金利引き下げをトルコ中銀に強く要請し、トルコ中銀総裁を何人も更迭した経緯がある』と見解を述べています。
一方で、『複数の大手各付け会社がトルコの各付けを引き上げている中、市場が懸念する事態は避けられるのではないか』とし、『格付け会社フィッチは6日、財政政策の改善を理由にトルコの長期外貨建て発行体デフォルト格付けを「B+」から「BB-」に引き上げた。より厳格な金融政策や計画的予算削減、賃金調整がインフレ低下と経常赤字縮小につながり、最終的には外貨準備の維持に役立つとの見方を示した。今年に入り2度目の格上げとなる。見通しは「ポジティブ」から「安定的」に変更した。ムーディーズも今年7月、トルコの統治改善と金融政策の引き締めスタンスを理由に同国の格付けを「B3」から「B1」に引き上げた。S&Pは金融政策や財政政策、所得政策間の連携が順調に進むとし、トルコの格付けを5月に「B」から「B+」に引き上げた』と言及しています。
トルコリラ円の今週のレンジについては、『4.00円~4.40円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月18日付「トルコリラ円今週の予想(9月17日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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