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銘柄/投資戦略 2026/07/17 11:07 一覧へ

リソル Research Memo(7):引き続きホテル運営事業がけん引、増収、営業増益予想

*11:07JST リソル Research Memo(7):引き続きホテル運営事業がけん引、増収、営業増益予想 ■リソルホールディングス<5261>の業績動向

3. 2027年3月期の業績予想
2027年3月期の業績は、同社は売上高31,000百万円(前期比2.0%増)、営業利益3,400百万円(同2.9%増)、経常利益3,200百万円(同2.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,950百万円(同28.0%減)を見込んでいる。ホテル運営事業でインバウンド需要をさらに取り込むことを想定したため、順調に業績が拡大する予想だが、親会社株主に帰属する当期純利益が減益予想となったのは、税務上の繰越欠損金が解消して税負担が平常化するためである。なお、国際情勢や訪日制限等の影響によりインバウンド需要が想定を下回る場合や、仕入れ・光熱費などの運営コストが想定以上に上昇した場合には、売上高や利益の下振れ要因となる可能性には留意が必要である。

同社の事業環境は、外部環境変化により今後大きく変動する懸念もあるが、旺盛なインバウンド需要と安定的な国内旅行やゴルフ消費を背景に引き続き堅調に推移するものと見込まれている。このような環境下、同社は、ホテル運営事業では多様なニーズに対応しつつ計画的に出店、ゴルフ運営事業では海外との提携を含めた戦略的なM&Aを推進するなど、財務の健全性を意識しながら運営施設の拡大を進める考えである。ホテル運営事業では「ファンドビジネス」を用いた施設の拡大も目指す。一方、事業規模拡大に伴う人材の確保と育成を重要な課題と捉えており、人的資本投資を拡充して採用・人材開発体制の強化を図る。さらに、原材料やエネルギー価格の高騰による物価高に対して、オペレーションの改善、AI活用とDX推進、仕入れの統一化、ソーラーカーポートを生かした自家消費型太陽光発電などにより、業務効率の改善とコストの適正化を進める考えである。この結果、ホテル運営事業でインバウンド需要を一層取り込み増収、営業増益を見込んでいる。

主要セグメントの見通しは次のとおりである。

ホテル運営事業では、“ツーリストホテル”として独自の強みを生かした高品質なサービスを提供し、他社との差別化を図る。特に、専任の「サービスコーディネーター」を「リソルホテルズ」ブランド各施設に配置し、旅行者の旅に寄り添うコンシェルジュサービスを強化、顧客満足度の向上とリピーターの創出に努める。5月には、円安も背景にあると思われるが、ゴールデンウィークを中心に国内旅行者が大きく回復、避けていた京都にも国内旅行者が戻ってきたようだ。なお、出店は踊り場のため4月にオープンした「後楽ガーデンホテル」だけだが、来期の出店へ向けて中古ホテルを複数精査している模様である。

ゴルフ運営事業では、真夏のオフ期の稼働率・収益力強化を目指し、特に酷暑対策として、クーラー付きカートの導入拡大や、高温と乾燥に強い暖地型芝への転換などコースメンテナンスの強化を推進する。特に「中京ゴルフ倶楽部」で評判の良かったクーラー付きカートは、「真名カントリークラブ」や「入間カントリー倶楽部」など主力コースに全台導入、その他のゴルフ場でも全コースに台数限定で導入されている。また、インバウンド集客体制の整備を進めるなか、最も期待されるフェアウェイフロントヴィラ事業で、「瀬戸内ゴルフリゾート」の第二期が2027年春、「大熱海国際ゴルフクラブ」が2027年夏に開業を予定している。

リソルの森事業では、企業が人材投資の観点から研修や会議、チームビルディングに注力していることから、2026年の夏に、森と一体化しバーベキューや温泉も楽しめる新たな研修施設「ハーモニーエリア」の開設を計画している(研修棟は2027年冬にオープン予定)。また、専用ドッグランのあるリゾートとして好評の「Dear Wan Spa Garden」の増床や、「真名カントリークラブ」でのフェアウェイフロントヴィラの建設も検討に入ったようだ。

ウェルビーイング事業では、「ハウスエージェント」と「OEM戦略」を軸に、グループや健康保険組合などの大型案件を引き続き確保しつつ、リソルの森事業の「ハーモニーエリア」への送客も推進する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)

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