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注目銘柄ダイジェスト(前場):ティラド、プロレド、PSSなど

2025年09月17日 11:51 市況・概要

*11:51JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ティラド、プロレド、PSSなど プロレド<7034>:673円(-105円)
大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は31.6億円で前年同期比2.4倍となり、通期予想は従来の20.4億円から27.4億円、前期比2.7倍に上方修正している。ただ、上半期の段階で24.5億円を計上しており、業績上振れは想定線とも捉えられているもよう。また、投資先のexitに係る損益が一部控除されること、人件費や採用費が増加したことで、純損益は1.7億円の赤字から4.1億円の赤字に下方修正している。


三桜工<6584>:966円(+35円)
大幅反発。新事業の一つであるデータセンター事業において、ゲットワークスと協業し、コンテナ型DC用の水冷モジュールを新規開発し、受注したと発表している。複数メーカーの水冷サーバーに汎用的に対応可能な水冷ソリューションの新規開発を進めている中、ソリューション群の一つである量産製品をゲットワークスから受注したもよう。市場拡大が期待される分野である中、今後の展開力に期待感が先行する形に。



ティラド<7236>:7570円(+920円)
大幅続伸。発行済み株式数の5.91%に当たる35万株、20億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は9月17日から26年4月27日まで。資本効率と株主還元に対する着意ある経営を目標とする中、直近の株価水準を考慮した上で自己株式の取得を行うことを決定としている。同社では8月に、上限20億円の自社株買いを終了させたばかり。積極的な株主還元を評価する動きが優勢となっている。


カルビー<2229>:3013円(+243円)
大幅続伸。前日に提出された大量保有報告書によると、オアシス・マネジメントが5.98%の株式を保有する大株主になっていることが明らかとなっている。保有目的はポートフォリオ投資、および株主価値を守るために重要提案行為を行うことがあるとしている。オアシス・マネジメントは香港を拠点とする投資ファンドで物言う株主としても知られている。今後の株主価値向上策の拡充につながるとの期待感が先行へ。


Iスペース<2122>:1090円 カ -
ストップ高買い気配。株主優待制度の導入を発表している。3月末、9月末の400株以上保有株主が対象、それぞれVJAギフトカードを10000円分贈呈する。4000株以上保有株主には20000円分を贈呈。株式の投資魅力向上、出来高や流動性の向上を目的としているようだ。前日終値をベースにすると、400株保有株主の配当・優待利回りは8.5%の水準となる形に。


PSS<7707>:263円(+60円)
一時ストップ高。自社の全自動遺伝子検査システム「geneLEAD VIII」及び自社の相互販売提携先であるSMD GmbH社の分子診断試薬について、シスメックス<6869>の欧州統括現地法人であるSysmex Europe SE社がフランス、ドイツ、オーストリア、スイスでの販売開始を発表したと開示している。同キットは、呼吸器・消化器・皮膚・泌尿生殖器などの臨床検体から微生物・ウイルス病原体を定性的に検出するよう設計されている。


売れるG<9235>:1275円(+46円)
大幅に3日ぶり反発。連結子会社の売れるAIマーケティング社(東京都港区)でサービス展開しているAI関連の商標が特許庁で登録査定されたと発表している。登録査定された商標は「売れるD2C AIカスタマーアシスタント」(商願2025-019886)、「コンバージョンAIエージェント」(商願2025-019887)、「売れるAIアパレル試着」(商願2025-019885)。今回の商標登録を受け、AIソリューション事業でのブランド力・信頼性を強化するとしている。


Mマート<4380>:1405円(+33円)
大幅に3日続伸。26年1月期第2四半期累計(25年2-7月)の営業利益を前年同期比36.2%増の3.04億円と発表している。自社運営サイトの総流通高が8.2%増と伸び、増益に貢献した。採用関連費の減少などで営業費用が7.6%減となったことも利益を押し上げた。通期予想は前期比17.7%増の6.14億円で据え置いた。営業利益が第1四半期(22.5%増の1.38億円)と比べて拡大しており、先行きへの期待もあって買いが先行しているようだ。 <ST>

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